ウヰスキー怪獣(ゴジラ)、覚醒。

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    ウヰスキー怪獣(ゴジラ)チラシ表

    映画『シン・ゴジラ』公開に先立ち、ウィスキーショップ「信濃屋」からゴジララベルのウィスキーが発売される。
    その発売記念イベント。

    三宿・SUNDAYにて。

    内容は、東宝のゴジラ商品ライセンス担当者様から映画『シン・ゴジラ』について、信濃屋バイヤー担当者様からゴジララベルのウィスキーについて解説と、試飲会。


    映画『シン・ゴジラ』について

    東宝ライセンス担当者様によると「 庵野監督曰く『ゴジラの魅力は第一作目に集約されている』」とのこと。
    そのため『シン・ゴジラ』は初代『ゴジラ』(1954)のオマージュが随所に見られる。

    今までのゴジラシリーズは初代ゴジラ以降“ゴジラがいる”前提で作られていたが、今回はそれを一回リセットして「現代に“こういった存在(ゴジラ)”が現れた場合、どうするのか?」という政治軍事シミュレーションとなっている。

    『新世紀エヴァンゲリオン劇場版』において、生々しい戦闘描写をした庵野監督。
    そのシミュレーションは間違いなくリアリティを追及しているだろう。()

    ウヰスキー怪獣(ゴジラ)チラシ裏

    ウヰスキーの製作秘話

    ウィスキーのボトリングは蔵出しから1年かかるものらしいのだが、ゴジララベルの件は今年に入って(!)お話しが上がったとの事。
    ウィスキー業界の常識からすれば、間に合わないタイミングだった。
    船での運搬は間に合わないので、空輸することに……(「その額は単価に入っていないです(笑)」とのコメントに会場、笑)

    シン・ゴジラのイメージとして充てられたのは「タリスカー(6年モノ)」。
    スコットランド・スカイ島のウィスキー。強いアルコールとスパイシーさが荒々しいところが、合致したという。

    対して初代ゴジラのイメージはヘクターマクベス(24年モノ)」。
    同じくスコットランド・スペイサイドのウィスキー。年月をかけて熟成された味わいを、60年の歴史を持つゴジラの貫禄に準える。

    バイヤー担当者曰く「キャラクターの比較して飲んで欲しい」との事。

    余談だが、東宝ライセンス担当者様曰く、かつて焼酎『破壊王』でゴジラの形をしたボトル(ラベルではない)を出した事があるとの事。 何でもゴジラの首がボトルの栓で“スポーン”!と抜いて注ぐとか……(それで良いの?)
    今回は“ボトルがゴジラ”ではなく、“酒のイメージがゴジラ”である事を強調していた。
    バイヤー担当者様は「シン・ゴジラの方がフィニッシュが長い事とゴジラの尻尾の長さを掛けるています。……というのは後付けです(笑)」というユーモアを交えつつ、ウィスキーの味わい方とゴジラの歴史を掛けていた。

    2つを飲んでみて、どちらもスモーキーな香りがあった。
    それはダンディズムよりも破壊光線や炎のイメージに繋がりそうだと思った。
    私は「シン・ゴジラ(タリスカ―)」の飲みやすさと、「初代ゴジラ(ヘクタ―マクベス)」の花のような芳醇な香りが気に入った。

    信濃屋店頭での予約は始まっているが、ネット予約は2016/7/29(金)〜との事。
    http://www.shinanoya.co.jp/godzilla/

    ゴジラ誕生秘話

    ゴジラは、“現れて”“破壊して”“去ってゆく”存在である。
    シリーズによって変わるが、60年の歳月を経て――むしろ初めから――善悪を越えた存在だった。

    頓挫した企画の代わりを急遽考えなければならず、アメリカの特撮『キングコング』(その他、日本では封切りになっていなかった『原始怪獣現わる』)などから“水爆実験で現代に甦った怪獣”という設定が生まれる。

    また、当時の世相を反映した作品として――第五福竜丸事件が初代ゴジラ製作の動機の一つとなった。
    当時この事件は、放射性物質による水質汚染――水産物ひいては食卓、家庭への影響が強く意識されていたようだが、この映画ではもっと俯瞰で見ている。

    水爆という兵器をもって甦えらせてしまった怪獣を、 架空ではあるが兵器「オキシジェンデストロイヤー」を用いて葬らんとすること、すなわち人間の身勝手さを象徴している。

    また、初代ゴジラでは発足したての自衛隊(撮影時はまだ「自衛隊」という名称の組織ではなかかった)の撮影協力があった。
    安保法案然り、当時も今もその論争が続いていることなどから、既視感を覚える。

    今回の日本『ゴジラ』最新作の監督には庵野監督以外に、『永遠の0』『ALWAYS 三丁目の夕日』を撮った山崎貴氏の名が上がっていたらしい。
    VFXディレクターでヒット作が多い山崎氏ではなく、実写ではヒット作に乏しい庵野監督の起用……
    映像のスペクタクルさよりも、庵野監督のグロテスクでリアルな人間性を描くところと、特撮マニアとしてのキャリアが決め手だったのかもしれない。

    29日の公開が待ち遠しい。

    1.  神武団四郎『庵野秀明、エヴァからゴジラへ創造の裏側2〜巨大生物襲来への妥協なきリアル』 シネマトゥディ http://www.cinematoday.jp/page/A0005069
    2.  井上英之『検証・ゴジラ誕生―昭和29年・東宝撮影所』 朝日ソノラマ 1994年
      検証・ゴジラ誕生―昭和29年・東宝撮影所

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      • 2017.09.21 Thursday
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